自分だけに原因があると思っていて男性側に原因があると知ったらびっくりしますよね。
私も主人が検査を受けるまで自分にばかり原因があると思っていてそれもどの数値も悪かったんです。
いくら女性側だけ治療しても実は男性側にも原因があったとしたならその時間がもったいないですよね。
でも先に分かっていれば行動を出来るだけ早く起こせるますよね。
今回は男性にも知ってほしい内容になっています。
不妊症の原因

男性不妊の原因のうち約8割は精子の数が少ない、動きが悪いなど、精子をつくる機能に問題があります。
原因が不明な場合も多いのです。
分かっているものとして精巣の静脈に血液が逆流して陰嚢部に瘤(こぶ)のようなものができる精索静脈瘤がある。
そして男性が精子をつくる機能に問題がある場合の事を造精機能障害と言います。
精索静脈瘤は手術による治療が可能です。
術後は約7割の人で精液所見の改善が見込めています。
男性も加齢によって35歳くらいから精子の質が徐々に低下していくので妊娠が成立しにくなってくるのです。
精液検査

男性不妊の検査で基本となるのが精液検査です。
精液検査では精液量や精子の数や運動率などの今の状況が分かります。
男性側も不妊治療を進める上でこういった成績が大事になってきます。
例えば人工授精をする際に運動率や精子の数など成績が悪いと実施できない病院もあります。
極端に悪い場合には体外受精に早々と切り替えた方が良い場合もあります。
女性みたいに検査自体は体に負担は大きくないので検査は一緒に受けてほしいのです。
精液の基準
精液量 | 1.5ml以上 |
精子濃度 | 1500万/ml以上 |
総精子数 | 3900万/射精以上 |
前進運動率 | 32%以上 |
総運動率 | 40%以上 |
正常精子形態率(厳密な検査法で) | 4%以上 |
白血球数 | 100万/ml未満 |
精液の基準値はこちらを参考にしてみて下さい。
基準値以下の場合治療内容が変わってくるのでまず検査をしましょう。
男性不妊の原因
造精機能障害
・先天性造精機能障害
・精索静脈瘤
・停留精巣(睾丸)、精巣炎
・精巣がん・精巣腫瘍、抗がん薬や放射線治療によるもの
・下垂体疾患
精路通過障害
・先天性精路通過障害
・逆行性射精
・鼠径ヘルニア、精管結紮術(パイプカット)手術後
その他
・精子機能障害
無精子症
精液を遠心分離して精液を濃縮しても精子が見つからなければ無精子症と診断されるでしょう。
無精子症については男性の100人に1人や男性不妊症の方の5人に1人が無精子症であると言われています。
これにより例えば精子の通り道が詰まっている場合も見つかる事があります。
勃起障害・射精障害(ED)
心理カウンセリングや薬物療法(バイアグラ、レビトラ、シアリスなど)にて治療自体は可能です。
しかし精子が採取できない人は、精巣上体や精巣から精子を採取して人工授精あるいは体外受精を行う。
こちらに関しては通っている病院により精子の質や量や成績が悪かったりする場合人工授精を実施しない所もある。
私の通っている病院では実施しない方針でした。
まずは通っている病院で確認をしてみて下さい。
男性不妊専門の医師が少ない
男性不妊の検査は、精子の検査と精子以外の泌尿器科的な検査に分けられます。
不妊治療というと女性側に原因があっての問題と考えられてきました。
なので女性の不妊検査や不妊治療の研究は進んでいますよね。
しかし男性の不妊原因を研究する取り組みはやはり遅れているんです。
男性不妊は女性不妊と同様のレベルで検査や治療をされるのに対し、まだまだ発展途上な状態です。
男性不妊専門医の数が少ないので泌尿器科的な男性不妊の検査をおこなえる機関が限られています。
病院にて治療の出来る男性不妊専門の病院や専門医師を紹介してもらえると探す大変さはなくなります。